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VOL.
04
2008.4.10

山盛酒造株式会社

今年の2月に名古屋市の東南の入口に位置する「大高」の蔵見学会に行ってきました。

この大高は、古代から海と陸を結ぶ交通の要衝であり、江戸時代より酒造業が栄えたまちです。 この「大高」は、(株)萬乗醸造「醸し人九平次」酒望子が全国的に有名な蔵元と神の井酒造(株)「神の井」と山盛酒造(株)「鷹の夢」の米の旨みを生かした正統派手づくりの酒で地元で愛されている3つの蔵元があります。 それぞれ味わいのある個性を醸し出しています。
その中で「原酒本醸造」を試飲して感激した山盛酒造株式会社のご紹介です。
明治20年(1887年)創業。
酒蔵は、昔ながらの土蔵造りの手づくりにこだわり、 ヤブタ式の搾り機(ピストン圧力を掛けて搾るのでなく両側から挟み込み圧力を掛けていく構造)は、穏やかにゆっくりやさしく搾るすべての手造り酒は、一味も二味も違いすばらしい逸品を醸しだしています。
「地元で愛飲される酒造りを目指しまた飲んでみたい酒造りをしています。」と社長のお話には感激しました。 主銘柄「鷹の夢」は、「一、富士二、鷹三、なすび」の故事による、めでたい酒名です。
その中で一つ一つ手造りで丁重に作られた特別純米酒は、スッと切れ口ての中で広がるコク、滑らかにのどを通り抜ける質の良さを感じます。 蔵元でしか飲めない「原酒本醸造」(ふな口)とほとんど変わらないお酒が年に一度予約販売されているそうです。それは、「鷹の夢 生直行便」です。1本のタンクから搾ったお酒をそのまま瓶詰めされた原酒本醸造です。予定日に予定のお酒になるように細心の注意を払って造られます。残念ながら瓶詰め作業と配送作業に限界があるため限られた地域で毎年2月中旬しか発売されないお酒でした。(次回手に入れるには、年末に取り扱い酒販店へ予約が必要です) 酒蔵を訪ね造りの現場を見れば味わいも変わって来ます。 近くに大高城跡あります(戦国時代末期に今川義元と織田信長の勢力のぶつかり合った地域で桶狭間の戦いでは、松平元康(徳川家康)が弱冠17歳で米糧入れに成功したのは有名です) 味わいに感動と至福感をもたらす日本酒の蔵元をこれからもご紹介していきますのでよろしくお願いします。

蔵元情報
住所 名古屋市緑区大高町高見74
電話 052-621-2003
FAX 052-621-2054
公式HP  
E-mail  
代表銘柄
鷹の夢大吟醸
鷹の夢大吟醸

フルーティーな香りが楽しめます。やわらかい味わい。やや甘く感じます。

鷹の夢 特別純米酒
鷹の夢 特別純米酒

すっきりした味わい。やや甘口。

鷹の夢 純米酒
鷹の夢 純米酒

旨みのある純米酒。やわらかい味わい

鷹の夢 本醸造
鷹の夢 本醸造

やや甘口だが旨みのあるお酒。ぬるめの燗で旨みを引き立つ

鷹の夢 レギュラー
鷹の夢 レギュラー

やや甘口だが旨みのあるお酒。きれいな味わい。

鷹の夢 しぼりたて
鷹の夢 しぼりたて

しぼりたて原酒。1月〜3月限定販売。4月以降要冷蔵。夏場のロックが旨い。