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VOL.
05
2008.5.10

ドメ-ヌ・アムラン

ブルゴ-ニュ最北の産地シャブリを訪ねて…

某インポーター(輸入業者)に「シャブリに行くから、どこか紹介してくれ」とお願いしたら、「ここなら、間違いない」と教えてもらったのが、今回ご紹介する、「ドメ-ヌ・アムラン」
パリよりTGVにて、一つ目の駅で下車、クルーゾ駅からローカル線とタクシーを乗り継いで、ブルゴ-ニュ最北の産地シャブリの村にようやく到着。シャブリという名前は本来この地方のみの呼称であったそうですが今では世界中で使われているそうです。この土地の葡萄から作られるワインの最大の特徴はキンメリジャンという白亜質の土壌によって、香りや味覚にミネラル香がでやすくなることです。昔は土の中から貝殻の化石が良く出てきたそうです(予備知識)。そんなシャブリ畑を眺めながらようやく、ドメ-ヌ・アムラン宅に到着。オナ-のティエリ- アムランさんと家族の皆さんがお見えになり、多大な歓迎を受けました。(しっかり連絡が入っていたみたい)。オーナーは大きくガッチリした体で、まるで絵にあるような、「ヨーロッパの農夫さん」。ニコニコしながら「ボンジュ-ル」と握手した手はガッチリしていて、これもまた、お百姓さんの手でした。家族的で暖かな雰囲気のある方で、「こんな人がブドウを作っているんだ」と少し感激しました。「9世代に渡ってワイン作りを続ける歴史あるドメーヌ」と簡単な説明を受け、「あとはテイスティングしながら」と、息つく暇もなくティスティングル-ムに案内されアムランさんはまた、語り始めました。現当主THIERRY HAMELIN(ティエリー・アムラン)は 10歳の頃からピエール・アムラン(祖父)にワイン造りを教わり、18歳より本格的なワイン造りを開始し、現在ワイン暦27年の現在45歳。始め5haの畑も現在はキンメリジャンを含む石灰質土壌の層が非常に厚いポワンシー村、べーヌ村とリニョーレル村に“プティ・シャブリ9.95ha”、“シャブリ19.4ha”、“プルミエ・クリュ ボーリニョー3.5ha”と“プルミエ・クリュ ボーロワ3.9ha”の合計36.75haの畑を所有している。平均樹齢は25年〜30年。オーナーのこだわりは「フィルタージュを極限で抑え、この凝縮した果実味を引き出しているんだ。」との話。“常に満足のいくものを”とその努力は惜しまない。テイスティングしたワインは「シャブリ ヴィエイユ・ヴィーニュ」樹齢70年以上の葡萄の樹に実った葡萄だけで造られたワインです。樹齢70年以上の葡萄の樹では、1本の樹にわずか3,4房しか葡萄は実らないようです。その房に秘められた深い味わいをぜひ!さすがにスゴイ!!地中のミネラルをたっぷり吸い込んだ凝縮したワインだ、思わず牡蠣料理が食べたいと口に出してしまうほどでした。オーナーの人柄とワインに賭ける情熱、満足のいくものを・・・との思いが伝わってくるようです。余韻が消えぬままシャブリ村をあとにしました。・・・「メルシ-」

蔵元情報
住所 I,Impasse de Ia Grappe-89800LIGNORELLES
電話 03 86 475279
FAX 03 86 475341
公式HP  
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代表銘柄
ドメーヌシャブリ
ドメーヌシャブリ

華やかな香りと豊かなコク、引き締まったドライな口当たりは、特に魚介類との相性が最適.2000年度J.W.Cで銀賞を受賞の他、国内外のコンクールで数多くのメダルを獲得。