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蔵元紹介
VOL.
14
2009.02.10
ドミニオ・デ・エグレン

ドミニオ・デ・エグレン社

人気スペインワイン  エストラテゴレアルの生産者を訪ねて

日本で爆発的な人気を誇る、エストラテゴ・レアルのドミニオ・デ・エグレンを訪ねました。
ビルバオ空港より車で約1時間でスペイン・ワインの銘醸地リオハに到着。エグレン家はドミニオ・デ・エグレン以外にもリオハ地方でシエラ・カンタブリアやセニョーリオ・デ・サン・ヴィンセンテ、ヴィニェードス・デ・パガノス、そしてトロ地方ではアメリカの人気ワイン雑誌「ワイン・アドヴォケート」より100点を獲得したテルマンシアを産み出すヌマンシア・テルメスを経営する生産者。
畑を案内され「何故エグレン家のワインがここまで品質が高いのか」という理由が一目で解った。スペインの葡萄畑のほとんどが支柱を立てず葡萄の樹をそのまま育てる「ゴブレ(株仕立て)」という方法で栽培を行っているのに対して、エグレン家の畑は支柱を立ててワイヤーに梢をつたわせる「パリサージュ」を行っている為、畑が整然としており遠くから見ても『エグレンの所有する畑』だという事がわかる程、畑の管理が完璧に行き届いています。
また醸造所でも徹底した品質管理が行き届いている事に目が奪われる。
常に綺麗に磨き上げられた床。整然と並べられている樽。完璧な熟成庫の温度・湿度管理。
畑で丁寧な作業を行い、醸造所ではベストな環境でワインを造る。当たり前の事だが、ここまで厳しく品質管理を行っいきれてる生産者はそう多くありません。まして手軽に飲める価格帯のワインであれば、機械で一斉に収穫を行ってしまうものです。しかしエグレン家ではエストラテゴ・レアルの葡萄でさえ、一房一房人の手で完熟を見極めながら収穫を行っています。
大ヒット商品の礎となっているのがこの厳しい品質基準だという事を実感しました。
最後に今回畑と醸造所を案内してくださった品質管理責任者のヘスス・サエス氏はこう言います。『現在我々は並行輸入に大変頭を悩ませている。どのような調達・輸送経路、保管を行ったか解らない並行輸入品は買わないで欲しい。例えばブランド品のバックならば品質に大きな問題はないだろうが、我々が生産しているものは口に入れるものであり、大切なお客様に飲んでいただくワインである。自己利益の為だけに温度管理が行われていないコンテナで運んだワインは、私達が皆様に飲んで頂きたい本来の味だと言えません。』と強調しておりました。
これだけ心を込めて造ったワインだからこそ、その思いが強く伝わってきました。

蔵元情報
住所 CTRA. DE NAVARIDAS, S/N. 01309 PAGANOS - LAGUARDIA
ESPANA
電話 (+34) 902 334 080
FAX (+34) 945 600 885
公式HP http://www.eguren.com/
E-mail  
代表銘柄
エストラテゴ・レアル・ティント(赤)
エストラテゴ・レアル・ティント(赤)

テンプラニーリョ100%
タンニンも充分に熟しており、リッチな果実味と滑らかな酸の絶妙なバランス。大ヒットするだけの説得力が十分に感じられます。

エストラテゴ・レアル・ブランコ(白)
エストラテゴ・レアル・ブランコ(白)

アイレン60%、マカベオ40%
輝きと透明感のある緑がかった黄色。
フレッシュなりんご、ピーチなどのアロマが薫るフルーティーな白ワインです。

コディセ(赤)
コディセ(赤)

テンプラニーリョ100%
醸しの温度・期間と熟成期間を変える事でエストラテゴ・レアルよりも更に上品な味わいに仕上がった赤ワインです。