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蔵元紹介
VOL.
25
2010.1.10
富士高砂酒造株式会社

富士高砂酒造株式会社

創業1830年  富士山麓の美酒

最近ご当地グルメばやり。地方に行ったらその土地の美味しい物が食べたい。名古屋の味噌煮込みうどん、札幌のサッポロラーメン、香川の讃岐うどんなど。一日一麺主義の私はどうしても富士宮やきそばが食べたくなり高速道路1000円を利用して愛車を飛ばして富士宮市へ。 高速道路を降り富士宮市内を走っていると酒ネタにたびたび紹介されている富士高砂酒造の看板が目に入り、よく見ると蔵見学受け付けますとの文字が!  チャンスと思いさっそく店の中へ 総務課長がマンツーマンで案内して頂ける事になり、まず蔵の歴史から「当蔵は、全国の総本山である「富士宮浅間大社」のすぐ西側にあります。当蔵の発祥は、1820年あたりに滋賀県蒲生郡日野町の山中正吉氏が創業したと伝えられ、現在の地に「酒蔵」を構え酒つくりを創めたのが1831年と聞いています。当時、駿河湾より駿東にかけて「ごうりき」という酒造りに適した米がとれ、また富士山の伏流水が豊富に使えるというこの地に出会った縁により、「能登杜氏」とこの地で酒造を生業としたとのことです。」  次は蔵の特徴「仕込み水の富士の水の素質より口当たりの優しく少し甘く感じる酒質、そして代々能登杜氏による山廃仕込、再仕込等の甘口造りです。」 店をでて歩いて蔵の前の小さな用水路が目に入りました。人だかりができ、何をしているのかを質問?「この用水路にバイガ藻が生息していて地元のボランティアの方が清掃している」との事。 富士を感じさせてくれる一コマです。 さぁ〜歴史を感じる酒蔵へ! まず江戸時代の酒造道具を見せて頂き、説明を受け、設備、タンクへと。 そしてメインの山廃蔵へ! 階段を上がり二階へ。ここは、富士高砂の心臓部。説明にも力が入ります。 「ここには自生する微生物が!」  「それと富士山の伏流水とのコラボが "富士高砂山廃仕込“!!」  「どんな災害があろうともこの蔵は守っていかないと」 と真剣な眼差し。 また違う蔵の二階には富士山下山仏(薬師如来像)が有ります。 「富士山そのものが神なのです」この言葉が今でも頭にしっかり残ってます。 忙しいところ案内して頂いた社員の皆様ありがとうございました。  美味しい富士宮やきそば食べて帰路につきます。

蔵元情報
住所 静岡県富士宮市宝町9-25
電話 0544-27-2008
FAX 0544-23-1752
公式HP http://www.fuji-takasago.com
E-mail  
代表銘柄
高砂 大吟醸
高砂 大吟醸

  山廃仕込による滑らかで奥深い味わいの大吟醸

高砂 吟醸
高砂 吟醸

  フルーティーな香りと滑らかな口当たりの山廃吟醸

高砂 純米
高砂 純米

  口当たりの柔らかな、濃醇旨口タイプ。飲みやすい人気商品です。