VOL.
36
2010.12.01 |
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老松酒造株式会社 |
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老松酒造株式会社 |
蔵のある大分県日田市は大分県西部にあり、福岡県との県境に近い山間にあります。
本州から訪れるならば、福岡から高速バスか電車が便利との事で博多駅からリゾート特急「ゆふいんの森」号に乗車。ブッフェのある列車は鉄道マニアでなくても楽しいひと時。筑後平野ののどかな平野部から山間へ。悠々とした流れの三隈川に沿って進むと、ぱっと視界が開けて日田盆地に辿りつきます。
日田のまちは、国王級でしか持ちえないはずの豪華な金銀鏡が唯一出土された古代の重要地。江戸時代には西国郡代が置かれ、天領地として九州諸藩の中心をなし、まちは富栄えたといいます。
歴史と文化のまち、日田。老松酒造も寛政元年(1789年)創業と歴史のある蔵です。
蔵の入り口には、地元の職人が造った漆喰のコテ絵、虎と龍が出迎えます。他には、小さなネズミの嫁入りのコテ絵。あと、うさぎ、きつねも・・・。独特の町人文化が花開いた日田のまちの遊びごころは、老松の商品造りにも受け継がれているのでしょうか。
のどかに収穫を待つ麦畑がひろがる中、古くからの設備と最新の設備がうまく合わさった感のする蔵の中を見学しました。
名水の里として知られる水郷日田には、老松酒造をはじめサッポロビール九州工場、日田天領水、コクボロックアイスと水に関係する産業が集まっています。
「なにより美味しい水が重要です。美味しい水と、数々の受賞歴を誇る確かな技術を使って、地元に根差した、個性ある商品づくりが老松酒造の目指すところです。」とのお話を伺いました。
九州の山の中で確かな存在感を示す老松酒造。
まちと蔵の歴史を活かしながら、遊びごころのある商品づくり、今後も楽しみな蔵だと感じました。
住所 | 〒877-1107 大分県日田市大鶴町2912 |
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電話 | 0973-28-2116 |
FAX | 0973-28-2848 |
公式HP | http://www.oimatsu.com/ |
info@oimatsu.co.jp |
麦の軽快な飲み口と樽の香りがほんのりと飲み易い麦焼酎
全麹造り。味わいの広がり、上品ですっきりした飲み口は、繊細な料理と合います。
長期貯蔵樽熟成された41度の原酒タイプ。納得の逸品。