TOP > おすすめ酒レポート >やっぱり 飲むのはいいね!

おすすめ酒レポート ワイン編

やっぱり 飲むのはいいね!

No.27 2010.4.1

やっぱり 飲むのはいいね!

またまたマメ知識

先日酒好きの仲間と飲みに行き酒談義に花が咲いたのですが、案外本格焼酎の造り方は知っていないようでした。
本格焼酎は、大きくわけると「もろみ取焼酎」「粕取焼酎」に分けられ、現在の主流はもろみ取焼酎です。まず米麹に水と酵母を加えて発酵させて酒母というものを造ります。そこに主原料(米、麦、芋 等々)を加えてさらに発酵させてもろみを造ります。このときに原料の糖化と発酵が並行して進んでいくのも特徴のひとつで、発酵を終えたもろみは単式蒸留器で1回だけ蒸留されて、後は酒質に応じて必要な熟成期間を経て完成となるんだって!
もろみを造るところまでは、清酒造りとよく似ていますね。蒸留までの段階でも、新しい味わいや香りを求める為主原料の選択や加工法はもちろんのこと、麹菌や酵母の種類、水質、仕込み桶の材質や仕込み方法、低温発酵法、減圧蒸留法など様々な技法が生まれているんだって。
昔に比べて最近の焼酎は飲みやすくなったとか良く聞くけど、伝統的な製法の基本を守りながら、焼酎造りの技術は日夜進化してるんだよ。話のなかでじゃあできたての焼酎はうまいのかって話になりました。
新酒と言えばワインや清酒といった醸造酒の言葉のように思われがちですが、蒸留酒の世界でも本格焼酎はこの言葉がばっちりです。
基本的には蒸留して数ヶ月のうちに出荷(商品化)されるのが一般的ですが、米焼酎や麦焼酎などの穀類焼酎は通年製造が可能ですが芋焼酎は収穫期の秋の3ヶ月の間に集中して作るのが多いから長期貯蔵を除けば、1年の間にすべて出荷されるのでほとんどが1年以内の新酒というこになるんです。
できたての風味をあじわってもらうために、蒸留直後の芋焼酎を「新焼酎」として商品化している蔵元もありますよ。
できたての原酒には新酒特有の甘く、華やかな香りがあり、味も濃醇でどこか野性的な魅力があります。
こうした魅力は、蒸留直後だからこそ含まれる香味成分そのものです。酵母が造りだす華やかな香り、甘い香り、ガス臭と呼ばれる荒々しい香り、色々感じれるはずですよ、みなさんもそのフレッシュな香り、味わいを是非お試しあーれ!!
みんなと飲みながら気ままに話し、語らい、旨いものを食らう、やっぱ飲むのはやめれないね!!
また次回をお楽しみに!!

このお酒に合う「酒の肴レシピ」