No.05 2008.5.1
製造元 | 富士高砂酒造株式会社 |
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原料米 | 誉富士100% |
アルコール分 | 17〜18度 |
精米歩合 | 60% |
お酒のタイプ | 純米生原酒 |
いきなりなんですけど、みなさん、静岡のお酒の評価が高い事知ってました?何年か前から静岡酵母が注目されはじめ、今ではたくさんの有名銘柄があります。(ここではあえて詳しく触れません・・。) では、どこがどう認められているのか?日本酒の評価って、ほとんど香りと味わいで決まりますよね。例えば、香り(吟醸香)が特徴のお酒があったとします。一杯目は華やかでおいしいと感じたとしても、味わいとのバランスが悪いとベタベタした印象になり、「もう一杯!」というわけにいかなくなります。静岡のお酒には、バランスの良い香りと、後味の良さからくる、「綺麗で透明感があり飲み飽きない」という特徴があるんだと思います。
まぁそんな程度の予備知識しかない私ですが、先日、某酒専門店の企画コーナーで静岡のお酒を幾つか目にしました。その中に、今日紹介する高砂酒造「誉富士 純米生原酒」が並んでました。「高砂」のブランドは有名なので知ってたんですが、「誉富士?何それ?」と思ってお店の人に聞いてみました。「誉富士」はお米の名前で、みなさんもよく知っている「山田錦」を突然変異させたお米で、静岡県初となる酒造好適米なんだそうです。山田錦のお酒は旨いと単純に思っている私は興味をもったんですが、さらに私をグッと引き寄せたのは、富士山の伏流水を仕込みに使っているという事実でした。心を落ち着けてよく考えてみると、「高砂 誉富士 純米生原酒」=誉富士(静岡オリジナル米)+静岡酵母+富士山伏流水。という式が頭に浮かび、えっ“全部静岡?”そうです、噂に聞いていた、静岡のお酒、しかも「オール静岡のお酒」に出会ったのです。それも、純米生原酒!お酒のスペック、特徴がダイレクトにつたわるタイプです。その場で試飲する事ができたので、飲んでみたんですが、まさに静岡を凝縮した味、そう「綺麗で透明感があるやさしい女酒」です。
価格は720mlで1500円、1.8Lは3000円ぐらい。私はあまりお酒が強いほうではないので720mlにしました。なんといっても飲み飽きない味わいなので、強い人だったら1.8Lでもすぐなくなってしまうんじゃないでしょうか。(飲みすぎは体に×)。ただ、どこにでも売ってるお酒ではないので、酒屋さんに聞いてくださいね。もし売り切れていたり、取り扱っていなかったら、今年の秋に、このお酒に加水、火入れしたバージョンが予定されているそうなので予約するのもいいかも。もちろん数量限定ですよ。お早めに!
※取扱表示は情報掲載時点でのものです。取扱については必ず店舗に確認をとって下さい。