TOP > おすすめ酒レポート > 富翁 本醸造 生貯蔵酒

おすすめ酒レポート 日本酒

富翁 本醸造 生貯蔵酒

No.09 2009.5.1

富翁 本醸造 生貯蔵酒

製造元 株式会社 北川本家
原料米 五百万石 他
アルコール分 13度
精米歩合 68%
お酒のタイプ 本醸造
テイストグラフ

飲む人の心まで豊かにする酒

ポカポカと初夏の清清しい風に触れられる今日、この頃。 美味しいお酒が飲みたく近所の酒屋へ。最近の暖かさに生酒もいいなと思い生酒コーナーを覗いてみるとたくさんの生酒が・・・その中で、目をひいたのが、『富翁本醸造生貯蔵酒』 裏ラベルを見ると京都・伏見の酒だと気づきチョット調べたくなり学生気分に戻り勉強してみました。
  京都、伏見の銘酒富翁(北川本家)は、江戸時代初期、宇治川沿いの豊後橋の近くで「鮒屋(ふなや)」という船宿を営んでいた初代四郎兵衛がお客様にだすために自分で作り始めたのがはじまりです。酒株制度が起こった明暦三年(1657年)伏見には83軒の造り酒屋があり「鮒屋の酒」は、伏見の代表酒として三十石船に乗って淀川を下り、大坂から江戸に運ばれ東人(あずまびと)の舌をとらえたと伝えられています。
  なぜ、名前が「富翁」?・・・富は貧富を表すのではなく、精神的な豊かさを言い「心の豊かな人は晩年になって幸せになる」という意味です。酒どころ京都・伏見で酒造り一筋350年富翁には、飲む人の心まで豊かになるような酒を造りたい、そんな思いが込められています。 ほんと物語を感じます。
  さいごに商品「富翁 本醸造 生貯蔵酒」特長・・・伏見の銘水で真冬に醸造した本醸造の「しぼりたて」を「生」のまま低温で貯蔵し、出荷直前に加熱処理した生貯蔵酒です。華やかな香とすっきりとした味わいが特長です。   300ml 参考小売価格 350円
久しぶりに頭を使いチョット疲れた気持ちを妻と美味しいお酒をかたむけ明日への活力にします。

このお酒に合う「酒の肴レシピ」